天一のあゆみ
The History of TEN-ICHI 天一の歴史
1930年、
小さな天ぷら屋からはじまった天一。
天ぷらとお客様に対して
真摯に向き合う志を守り抜き、
時代と共におもてなしの
舞台を広げてきた軌跡をご紹介します。
- 1930 - 1950s
- 1960 - 1980s
- 1990 - 2010s
- 2020s
1930 - 1950s
1930
人形町にて創業
昭和5年、東京・人形町で創業した天一。はじめは小さな天ぷら店として、歴史の幕を開けます。やがて、目の前で揚げたてを提供する「カウンター天ぷら」へ姿を変えていきました。
1932
銀座西8丁目店 OPEN
創業から2年後に、銀座西8丁目へと進出。のちに数多くの文化人やGHQ幹部、大統領など国内外の賓客を迎えることとなり、「銀座の高級天ぷら料理店」としての地位を確立していきます。
1933
技術革新と新たな試み
電気廃棄線の導入による快適な空間づくり、ドイツ製ステンレス鍋の試作、コーン油のブレンドなど、既存の枠に捉われない革新的技術を実現。最高級の味を追求する姿勢は、今もなお続いています。
1960 - 1980s
1966
ソニービル店 OPEN
銀座の新たなランドマークとして開業したソニービルへ出店 。国内外の顧客へ向けた情報発信拠点としての役割を担い、一等地における天一ブランドの認知度と価値をさらに広く浸透させました。
1971
自由が丘店 OPEN
初の郊外エリア進出。当初はカウンター天ぷらではなく「アメリカンダイナー」のスタイルで開業 。時代のニーズや地域特性に合わせた独自の店舗運営を行う、ブランドの新たな挑戦となりました。
1985
天一山OPEN
本店2階に誕生した、1日1組限定の最高峰天ぷら料理店「天一山(てんいちざん)」。揚げたて天ぷらと、対話の時間に向き合うことのできる贅沢な空間で、デクエヤル国連事務総長やシラク仏大統領など、世界の要人にもご利用いただきました。
1990 - 2010s
1989
天一deux OPEN
天丼・串揚げ・ビールをメインに提供する新業態として出店。従来の高級カウンター天ぷらのイメージを覆し、仕事帰りの会社員や女性客が日常的に立ち寄れる、天一初のカジュアルな天ぷら店として人気を博しました。
1997
天一美術館開館
建築家・吉村順三の設計により群馬県に開館。創業者・矢吹勇雄が長年収集した武者小路実篤や志賀直哉ら文化人の書画、岸田劉生の絵画などを常設展示し、天一の美意識を広く世に伝える拠点となっています。
2010
日本橋室町店OPEN
伝統とモダンが融合する室町の商業施設「YUITO」へ出店。ビジネス街の中心でありながら洗練された落ち着いた空間で、旬の食材を提供。“心と五感に響く正統な江戸前天ぷら”を再発信しています。
2020s
2021
ペニンシュラ東京店 OPEN
外資系ラグジュアリーホテル「ザ・ペニンシュラ東京」へ出店。初のインショップ型店舗として、国内外の富裕層やホテルゲストに向けて、一流ホテルのホスピタリティと天一の伝統技術を融合したおもてなしを提供しています。
2022
銀座本店 リニューアル OPEN
天一の旗艦店である銀座本店を全面改装。日本の伝統美とモダン建築が融合した、洗練されたカウンター空間へと生まれ変わりました。銀座の新たなシンボルとして、最高峰の天ぷらと、上質な時間を継承しています。
2024
羽田空港第3ターミナル店 OPEN
国際線の羽田空港第3ターミナルに直結する商業施設へ出店。日本を代表する食文化である「天ぷら」の魅力を、旅立つ日本人や日本を訪れた世界各国の旅行者へ向け、日本の玄関口からダイレクトに発信しています。
昭和五年の創業から、九十余年。
天一の歩みは、これからも
この暖簾の先へ続いていきます。
人が集い、文化が紡がれる
「サロン」としての天一。
天一は、白樺派の文豪や国内外の賓客が心を通わせ、文化的な交流が生まれる「サロン」でもありました。カウンター越しに交わされる言葉や、ふとした会話。訪れる人々が自然と関係性を育み、そのひとときが記憶として静かに積み重なっていく。そうした時間と体験の重なりこそが、私たちの歴史を形づくっています。